床暖房お役立ちコラム

床暖房は無駄な設備?

この業界に居るとネットの世界で時折、目にする「床暖房を自宅に入れて後悔」というコメントや書き込み。

床暖房を専門に取り扱う私にとっては非常に歯痒く、残念でなりません。

床暖房というジャンルでひとくくりにされてしまう懸念さからくるものです。

 

床暖房にも色々と種類があります。

ガス、ボイラー、電気。

温水、フィルム、シート。

 

 

私が思うに一番の問題は、お客様の希望や理想、生活にベストマッチする提案プランがなされていないように見受けられます。もちろん一部ではあると思いますが受身なのです。取り敢えず床暖房を付けてみた、程度の話しなのです。

先に話しておきますが、決して全ての設計や営業の方々を責めている訳ではありません。新築であれリフォームであろうと、先ずはお客様の予算内で希望に出来るだけ近付けてあげようとするのが当然であります。

 

「床暖房は必ず入れて欲しい」

 

予算が厳しければ、導入コストも安価なカーボンタイプのフィルム床暖房を平面図にスペックせざるえないのも解ります。

床を温めるだけの機能を求めるなら、ランニングコストや安全性は二の次になってしまっているのです。

 

絶えない「後悔」の2文字はこういったところから生まれるのです。

 

また「電気式」というだけでランニングコストが凄く高いというイメージが先行しているのも悲しい点です。

確かに一昔前の電熱線埋め込みタイプや、現行のカーボンフィルムのタイプは「入れて後悔」という言葉で的を得ているのですが。

 

次回は「進化した床暖房」をテーマに話を掘り下げてみたいと思います。


コラム : yoshihiro oyama
エム・ティ・ケイ株式会社

 

 

メニュー