床暖房お役立ちコラム

床暖房を設置するなら知っておきたい!床暖房の上手な使い方をご紹介!

「床暖房を設置したいが使いこなせるか不安なので迷っている。」
「床暖房の上手な使い方ってあるのかな。」
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃいませんか。
寒い季節に備えて床暖房を検討する方はかなり多いと思います。
そこで今回は、床暖房の上手な使い方について詳しくご紹介します。

Contents

□床暖房の電源を入れる回数の減少を心がける

みなさんは床暖房を使用するときにどれくらい電源を入れる、または落としていますか?
なかには頻繁につけたり、落としたりしている方もいるのではないでしょうか。
実は床暖房は起動したときに最も多くのエネルギーを消費します。
そしてほとんどの床暖房は、ある程度温まったあとは自動で省エネモードに切り替わります。
そのため、電源のオン・オフを頻繁に切り替えていると多くのエネルギーを消費してしまうでしょう。
省エネモードで安定しているときの消費電力は1時間あたりにだいたい7円になります。
これに対し、起動したばかりのときは1時間あたりにだいたい30円かかると言われています。
つまり、1時間で23円も違い、10時間で計算すると230円の差がつくということです。
この金額はあまり無視できるものではないでしょう。
よって床暖房を上手に使っていくには電源を入れる回数を減らすように意識する必要があるということです。

 

□床暖房の上にカーペットを敷かない

床にカーペットを敷いて生活している方はけっこういますよね。
なかには床暖房の上にも敷いている方がいるのではないでしょうか。
実は床暖房の上にカーペットを敷くのはおすすめできません。
そのため、今床暖房の上にカーペットを敷いている方はもちろん、これから暖房を買おうと考えている方は以下を参考にカーペットを敷かないようにしましょう。

まずは、床暖房が部屋を暖める仕組みからご紹介します。
床暖房には足元だけでなく、部屋全体を暖められる仕組みがあります。
床の熱を壁に伝え、その熱が天井に伝わり、床と壁、天井から部屋を暖めるという仕組みです。
この仕組みを輻射熱と言いますが、カーペットを敷くことによってこの輻射熱の効果は発揮されません。
そのため、床暖房の性能を十分に発揮し、暖める効果を実感するにはカーペットが邪魔になるということです。

床暖房の上にカーペットを敷かないことをおすすめする理由は他にもさまざまなものがあります。
床暖房から発生した熱が行き場を失うという理由です。
熱がカーペットに閉じ込められるとどのようなことが起こるでしょうか。
答えは「カーペットと床を傷める」です。
まずは、カーペットを傷める理由ですが、カーペットのほとんどは熱に弱い素材でできています。
とくに裏側の滑り止め部分です。
熱に弱いので溶けてしまうかもしれません。
次に床を傷める理由ですが、床材は熱によって変形します。
加えて、熱によって色が変わってしまう可能性も十分に考えられます。

以上のことから床暖房を使用するときにはカーペットを敷かないようにしましょう。

 

□床暖房のタイマーを活用する

「早く温まりたいのに起動が遅くて全然温まらない。」
みなさんはこんな経験ないでしょうか。
かなり多くの方がこのような経験をしたことがあると思います。
そんなときに役立つのがタイマー機能です。
もう活用している方もいるかもしれませんが、知らない方は以下の説明を読んでぜひ活用してみてください。

タイマー機能とは、起動する時間や運転終了時間を設定する機能です。
基本ほとんどの床暖房にはこのタイマー機能が備わっています。
この機能を活用すると部屋にいる時間に合わせて電源を入れられます。
例えば、朝の起床を想像してください。
朝起きてリビングに行くとすでに床暖房が稼働し、部屋が温まっているととても便利ではないでしょうか。

しかし、一つ注意点があります。
起動時間と部屋にいる時間を同じにしないことです。
起動時間を部屋にいる時間に設定しては意味がありません。
実は床暖房が部屋全体を暖めるにはだいたい1時間かかると言われています。
そのため、部屋に入るタイミングで起動しても暖まらないので結局寒い中待つことになるでしょう。

以上のことから朝起きる時間や外出から帰ってきたときなどに合わせて起動するために1時間前に設定し、タイマー機能を存分に活用しましょう。

 

□床暖房は必要部分にのみ設置

これから床暖房を設置しようと検討している方は、どこにどう設置するか決めていますか?
実は床暖房を上手に使うためには、設置場所も重要なポイントになります。
ここをしっかり押さえて設置すれば電力の節約につながるでしょう。

例えばリビングダイニングの両方に床暖房を設置すると想定します。
このときリビングとダイニングの両方を一つのパネルで完結させてしまうと電力の無駄遣いにつながります。
そのため、リビングとダイニングで別々のパネルを設置することをおすすめします。
では、なぜ別々のパネルを設置することで節約につながるのでしょうか。

別々のパネルを設置するとリビングだけを暖めたいときに無駄にダイニングを暖めません。
パネルを別にすることで床暖房の範囲を限定して稼働できるからです。
やはり、範囲が狭いほうが床暖房の電力は抑えられます。
そのため、別のパネルを設置することが節約につながるということです。
どこに人が集まっているかによって使い分けると良いでしょう。

□まとめ

ここまで床暖房の上手な使い方についてご紹介してきました。
すでに床暖房を設置している方はより良く使うためにこれを参考にしてはどうでしょう。
また、床暖房を設置しようか検討している方も設置後の参考にしてください。

 

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