住宅情報収集をしていた時、とても気になる記事を見つけました。
それは室温18℃以下の住宅に暮らすと様々なリスクがあるというものです。
2018年WHO(世界保健機構)は「WHO住宅と健康ガイドライン」を発表し、
世界の医学論文を参考に冬の室温は18℃以上の推進を各国に勧告しました。
冬の住宅の最低室温として「18℃以上」を強く勧告し高齢者や子供はもっとあたたかい
温度が推奨されています。
日本の住宅の現状からいくと、いまだに9割もの住宅が室温18℃未満の中で生活をしているようです。
しかしWHOの調べからも、住宅の室温が18℃を下回ると脳卒中・心筋梗塞・肺炎・子どもにいたっては喘息・女性ではPMS(月経前症候群)に患いやすいという恐ろしいデータが出ています。冷えがいかに身体に悪いかが分かります。
中でも高齢者に対する影響が計り知れず、室温16℃と室温18℃の家に住み続けた高齢者を比較してみると、わずか2℃しか変わらないのに要介護期間が3年近く短くなることが判明しました。
現在は電気代や燃料代が高騰して、光熱費を抑えようと節約し今まで以上に寒さに耐え、また更にはお風呂やトイレなどでのヒートショックによって亡くなる方が多く、近年では若者も発症する場合があるようです。
暖かい家は健康寿命を延ばす。2022年7月25日、慶應義塾大学教授伊香賀俊治氏が多数実証をもとに研究の報告を行いました。
その結果、暖かい住宅は身体に良いと結論が出ました。
たった2℃の室温でリスクが回避できるのであれば、出来ることはしたい。
室温を一定に保ち快適な暮らしをするには、住宅の断熱性能を高め、適切な空調や暖房を取り入れることが最も重要です。
中でも床暖房は底冷えが解消され、足元から温めるため体の基礎代謝も上がり健康的な生活が期待出来ます。
エアコンのように空気を循環させないためホコリの舞いも気にせず使用でき、近年では子供のアトピー性皮膚炎や中耳炎、喘息の確率が低めと実証されております。
このデータは経済産業省資源エネルギー庁ホームページにも掲載されております、暮らし創造研究会「断熱と暖房」の記事に詳しく記載されておりますので、機会があればぜひ読み進めていただきたいと思います。
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