私、冷え性で冬はつらいのよね。こんな方、多いんじゃないですかね。
古くから「冷えは万病の元」と言い伝えられたものです。私なりに体温と病気の関係を勉強する中で、ひとつの結論が出ましたのでご報告致します。ズバリ!「低体温だと病気になり易い」です。
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現代は低体温の人が多くなったと言われております。何故でしょう? 要因はたくさんあるのでしょうが、ひとつは食生活にあると思っております。本来、キュウリやナス、トマトなどの夏野菜は夏に採れ、身体を冷やす効果があるので夏野菜といわれております。同様に白菜やほうれん草、キャベツなどの冬野菜は冬に旬を迎え、身体を温める効果があります。しかし、昨今の品種改良などによってどちらの野菜・果物も一年中食べられるようになりました。そんなこんなで我々現代人の体温調節機能が狂ってきたのではないでしょうかね。
近年の住宅は一年中快適に過ごせるようになりました。寒い日には優秀な暖房設備をつけ、梅雨の時期などじめじめした日には除湿機、夏の暑い日には冷房設備、乾燥した日は加湿器をつけることにより、人間の身体が体温を調節する機能が鈍くなっているのです。
こんな更なる快適を求め、人類の英知を結集した技術の招いたぬるま湯生活と引き換えに、我々は病気にかかりやすい身体を手に入れたのです。
他にも運動不足やダイエット、ストレスなど様々な要因はありますが、上述2点が文明の力によって招いた低体温になる要因だと思っております。
当たり前な事に全ての答えがあります。風邪をひいたときに発熱するのは、体温を上げて免疫力を高めようとする身体の防衛反応なのです。平熱の36.5度から体温が1度上がると免疫力は500~600%アップします。反対に体温が1度下がると免疫力は30%低下するのです。微熱で解熱剤を使うのは本末転倒。戦うゾ!俺!といっているのに、戦っちゃダメよ!では直るものも長引いてしまいますね。
癌細胞が大好きな体温は35度。低体温が招く最大の恐怖がコレですね。日本人の死因第一位の癌は私たちにとって身近な存在となってしまっております。この癌、実は人体でかからない(かかりにくい)臓器があるのです。そう「心臓」です。何故かといえば高温だからです。体温が40度になるとほとんどの癌細胞が死滅するのです。心臓の温度は常にほぼ40度のため、癌細胞も生きていけないんですね。40度で癌細胞が死ぬのもわかった。しかし、問題は体温を40度で保つことは可能か?また、どれくらいの時間40度を保てばいいのかということなのですが。。。課題ですね。
このように、低体温が招く代償は計り知れないものがあります。日頃から食生活を気にかけて、一日一回体温を1度上げる生活を送りたいものです。低体温は病気の元凶、高体温は健康の源。床暖房生活が一助となることを期待します。
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