ご使用上、施工についてのよくある質問をまとめました。ご参考にしてください。
その他ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
- 床暖房だけで冬が過ごせますか?
- ぽからonsuiは冬のシーズン入れっぱなしで使用してもらうように最小限の暖房費で運転できるよう開発しました。建物の性能や外気温度によって左右されますが、総面積の60%程度の敷設率で全館暖房として床暖房だけで冬が過ごせます。
- 立ち上がりにはどれくらい時間がかかりますか?
- 住宅の断熱性能や外気温度、温水床暖房の設置面積、仕上げ材の種類によって異なりますが、おおよそ30分から1時間ぐらいで快適に使用できます。朝、温水床暖房をご使用になる場合はタイマーをご使用になることをお勧めします。
- 床表面温度は何度くらいになりますか?
- 暖房する部屋の断熱条件や気密性、外気温度、使用条件によって左右されますが、一般的フローリングで30℃前後です。快適温度の個人差はありますが25℃前後といわれています。
- フローリングなど仕上げ材はどのようなものを使用してもいいのですか?
- フローリングの場合仕上げ材メーカーで「床暖房用」と指定されているものをご使用ください。「床暖房用」の指定がないものをご使用された場合、床に隙が開いたり、反り、割れが発生する可能性があります。その他の仕上げ材についてもメーカーへご確認ください。
なお、仕上げ材には無垢材・畳・カーペット・コルク・タイルなどの種類がございますので設置したいお部屋のスタイルに合わせることができます。
- ピアノなど重量物を載せると床暖房は大丈夫?
- ピアノなど重量物を置きたい場合でも、一点に集中して荷重がかからないようにすれば載せても大丈夫です。受板・パットなどの緩衝材を敷いて荷重を逃す方法もあります。
- 断熱材を入れると性能はよくなりますか?
- 床暖房は床下温度が10℃程度で20%~30%程度床下に熱が逃げます。床下の断熱性能が高ければ高いほど立ち上がり性能や保温性能が向上し、ランニングコストは安くなります。外気に面することのない2階以上に温水床暖房を設置する場合でも断熱材を施すことをお勧めします。
- 電気カーペットとは何が違うんですか?
- 電気カーペットは、ほとんど3畳以下のサイズで、触れている部分だけがあたたまる熱伝導による局部暖房ですので、お部屋全体をムラなくあたためることができません。また、コードやスイッチ類などの突起物があるので邪魔になり、オフシーズンになると収納する場所も必要になります。温水床暖房なら手間いらずで、お部屋全体をあたためる事ができます。
- 低温やけどの心配はありませんか?
- 低温やけどは比較的低い皮膚温を長時間継続することによって発生します。一般に皮膚温44℃で6時間程度、45℃が3時間程度、55℃が30秒程度継続することで発生すると言われています。温水床暖房は、お湯によって熱を搬送し熱伝達によって床表面を加熱します。人や物によって床表面が閉塞された場合は、床から室内への放熱が抑制されるため床表面温度が上昇しますが、お湯と床表面との温度差が小さくなるため熱伝達量が抑えられ、結果として床表面温度はそれほど上昇しません。低温やけどの心配は極めて低いのですが、皮膚の弱い方など個人差によって低温やけどを引き起こす可能性は否定できません。直接皮膚を長時間接しないようご注意ください。
- 配管内の水が汚れたり、つまったりしませんか?
- 上水や専用の防錆循環液を循環させて使用しているため、配管内にスケール等が付着することはありません。また、補給水弁手前にフィルターを設置しているため、不純物が混入することはありません。
なお長期使用により防錆循環液の劣化や濃度が薄くなることにより配管の腐食やスケールが発生する場合がありますので、定期的な点検をお勧めします。循環に使用する水については、熱源機各メーカーのご指定に従ってください。
- 配管内の水がなくなることはありませんか?
- 非常にわずかですが少しずつ蒸発によって水が少なくなることがあります。熱源機に給水接続がされていれば、温水の不足分は自動的に給水されます。給水接続のない場合はリモコンにエラーが表示されますので、その際は手動で補給を行う必要があります。
- 配管中の水が凍ったりすることはありませんか?
- 熱源機に電源の供給を行っていれば、凍結する前に機器が保温運転を始めるため凍結の心配はありません(保温機能付きの場合)。長期間ご不在でブレーカーを落される方は、熱源機の水抜き栓を開けて水を抜いて下さい。
寒冷地等で凍結の心配がある地域の場合や保温機能のない場合は、不凍効果のある専用の防錆循環液を使用すれば凍結の心配はありません。
- 漏電の心配はありませんか?
- 床下に電気配線はないため漏電の心配はありません。